校長 平山サナエ
「こころ咲良高等学校」〜こころの花咲く こころで花を咲かせる〜
子どもはみな心の中に一粒の種をもって生まれます。
やがて成長の過程で自分は何者かを考えるようになり、自分の役割を求めるようになります。
自分は何ができて何ができないのか、自分探しの旅の始まりです。
自分の可能性、心のなかに在る種に気づいて、自らの力で歩き始める時期もスピードもそれぞれですが、種に気づかず、何もせずにただ待っているだけでは、自分の花を咲かせることはできません。
種を芽吹かせ花を咲かせるためには、自ら花を咲かせるための努力が必要です。
私たち教育に携わる職員には、子どもが自分の花を咲かせるために必要とする時期に、必要な教育(手助け)を行うことが求められます。この手助けの塩梅は難しく、教師の力量、技量がものをいうところです。
私たちは常に子どもから学ぶ姿勢と、ほんの少し手助けしかできないということを忘れず、子どもが花を咲かせる努力を支える役割をできたらと思います。
一人でも「こころ咲良高等学校」で自分の花を咲かせてくれたら、それはとても幸せなことです。
そして、それ以上に嬉しいことは、みんながこの学校で心のなかに在る種を見つけ、花を咲かせようと努力する姿を見ることです。自分の人生のどのステージでもいいので、一人一人が自分の花を咲かせ輝いてほしい。
そのきっかけをつかむ学校でありたいと思います。